ターミネーター4 “ハードSFで再生した泣けるタミちゃん” ネタバレあり お薦め度;★★★★★

Yeni Terminatör

復活した“新生ターミネーター3部作”の序章。殺人マシーン“ターミネーター”が現代にタイムスリップしてくるこれまでのシリーズとは違い、画面はモノトーン調の退廃したムードで統一され、核戦争後を生き延びた人類と超高性能コンピュータ「スカイネット」による機械軍との全面戦争が描かれる。

オープニングタイトルから耳馴染みの音楽“ダダンッ、ダンッ、ダンッ〜、ダダンッ、ダンッ、ダンッ〜”が大音量で流れ気持ちはすっかりターミネーターの世界へ。練り上げられた物語(映画『ダークナイト』のジョナサン・ノーラン脚本)は見所満載で、息つく暇なし。圧倒的なヴィジュアルとアクションが繰り広げられる。マックG(監督)、最高!!しかし、一部で噂される新生第2作『T5』へのイチロー(大リーガー)のゲスト出演はあるのか?

terminator4

物語は2003年からスタート。今まさに処刑されようとしている死刑囚マーカスは死後の遺体を世界最大の軍事企業サイバー・ダイン社に譲渡する契約書にサイン。そこから時は流れて2018年。今や抵抗軍の指導者となったジョン・コナー(サラ・コナーの息子)は、機械軍との激しい戦争に身を置き戦い続けていた。冒頭から大量に登場する機械軍のターミネーターたち。動きもCG臭さがなくナチュラルで、激しい戦闘描写は秀逸。そして時を越えて目覚めるマーカス・ライト。記憶を失っているマーカスは、ジョンの父親であり2018年では10代の民間人カイル・リースと遭遇。カイルも口の聴けない少女スターとともにスカイネットと孤独な戦いを続けていたのだ。3人は行動を共にするが、スカイネットの追跡によりカイルとスターは機械軍のハーヴェスターに捕らえられ、2人と逸れたマーカスは抵抗軍のブレアを助けたことにより、ジョンに会いに本部へ向かう。しかし道中で地雷に触れ負傷してしまう。

負傷したマーカスは、自分が脳と心臓以外ターミネーターに改造された姿になっていることに激しく動揺する。ジョンは機械の体で現れたマーカスを信じて良いか判断できず苦悩していた。マーカスは自分の正体を知るためスカイネットに乗り込む決意をし、抵抗軍の総攻撃が始まる前にジョンは父親であるカイルを救うためマーカスに手引きさせ単身スカイネットへ乗り込んでいく。

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ネタバレ

実はマーカスはスカイネットが仕組んだプログラムを遂行させられており、カイルとジョンをスカイネット本部へ連れて来ることが目的とされていた。そのことを知ったマーカスはスカイネットに謀反し、民間潜入型ターミネーター「T-800(カリフォルニア州知事で若かりしシュワちゃんの顔をCG合成)」に遭遇し窮地に立つジョン・コナーを救うため自分の身を挺して戦うのだ。最後、戦いで心臓をやられ死期が迫るジョンに、自分の心臓を提供させてくれ、というマーカスに泣ける。名台詞『I'll be back!!(きっと戻る)』は、ジョンがスカイネットに乗り込んでいく際に恋人で彼の子供を身ごもっているケイトと別れるシーンで使用。全体に矢継ぎ早なアクションシーンが続いていくので退屈感は一切なし。シュワちゃんが登場するシーンは今作もやはり裸だった。笑。久しぶりに骨太のハードSF映画として万人にお薦めできる一本。ただ、振り返ると最初にT-600と対峙した際にT-600がカイルを攻撃したのですが『あそこは何で?』って少し疑問もありました。カイルから始まった物語は、サラ・コナー、ジョン・コナー、そして彼の子供へと引き継がれ、まるで呪われた一族の大河物語になってきました。笑。

【関連リンク】
ターミネーター4公式サイト
http://www.sonypictures.jp/movies/terminatorsalvation/

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