ゆっくり生きる、自分を生きる“手づくりのライフスタイル” ターシャ・テューダー展 高崎市美術館

tasha tudor

Tasha Tudor's Dollhouse Kitchen

Little Miss Muffet

高崎市民美術館で、8月31日まで開催されている『ターシャ・テューダー』に出かけてきました。ターシャ・テューダーアメリカの人気絵本作家、人形作家で30万坪の広大な土地を所有する園芸家(ガーデナー)。2008年に92歳で永眠。コーギー愛犬家としても知られる。よく日本の雑誌にも登場しており、広く顔が知られた人物。

ウィキペディアで補足すると、彼女の描く絵は「アメリカ人の心を表現する」絵と言われ、クリスマスカードや感謝祭、ホワイトハウスのポスターによく使われている。50歳代半ばよりバーモント州の小さな町のはずれで自給自足の一人暮らしを始め1800年代の農村の生活に学び、彼女の住む広大な庭で季節の花々を育て続けるライフ・スタイルは、日本でも注目を集めた。と記述あり。

思うとおりに歩めばいいのよ (ターシャ・テューダーの言葉)

思うとおりに歩めばいいのよ (ターシャ・テューダーの言葉)

Tasha Tudor's Garden

Tasha Tudor's Garden

すごく品があり、かわいいおばあちゃん。スタジオジブリのアニメーション『魔女の宅急便』に出てきそう。笑。まさに、庭には色とりどりの花々が咲き誇り、愛犬コーギーとともに生活している。ガーデニングに取りつかれたのは56歳から。4人の子供が巣立った後、絵本の収入を使い広大な庭を手に入れ、自由気ままなひとり暮らしを開始。衣食住に関することは手作りを身上とし自分が生まれる100年前の1830年代風のアンティークな衣装を好んで着ている。絵本の原画が多数飾られていたがどれも細かい描き込みがなされており、器用な人であることを物語る。館内では10分ほどのドキュメンタリーが流されたていたが“人生は短いのだから一瞬一瞬を楽しむことが大事”と本人は語っている。息子の嫁に影響を与え人形作家として独り立ちさせるなど、後継者育成にも尽力。それでも、毎日16時に飲むお茶は欠かさないなど人間味あふれる心情を大切にしているのがすばらしい。

【関連リンク】
ターシャ・テューダー公式サイト


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