電脳シネマ塾 第11回『MATCHSTICK MEN マッチスティック・メン』
あらすじ
病的に潔癖症の詐欺師ロイとその相棒のフランクは、騙しのアーティストとして仕事に取り組む日々。仕事に没頭するときロイはなぜか潔癖症を忘れ、本来の自分を取り戻し、その成果は上々だ。やがてロイとフランクは大金をせしめる大計画を始動した。カモは傲慢でウスノロな金持ち。コトを巧く運ぶにはもう一人の協力が必要だった。ひょんなことから再開したロイの娘アンジェラが二人に協力することになる。しかし、運命の女神は甘くない。『完璧なシナリオ』の本領はここから加速度的に発揮されていく。
後半、鮮やかな大どんでん返しが待ち構えているクライムサスペンス映画。メガホンは、『エイリアン』『ブレードランナー』『グラディエーター』を生んだ巨匠リドリー・スコット監督。ユーザーレビューが多いYahoo!映画では比較的高得点だが、映画ファンの間では凡作扱いされる本作。演技派ニコラス・ケイジが演じる潔癖症ロイの役作りはさすが。物語は中盤までは面白い。離婚した元妻の娘アンジェラが起こす騒動はホームコメディ仕立てで楽しめるが、肝心のサスペンス部分がおざなりで設定に難あり。ラストの大どんでん返しは、前知識ないと確かに驚くが、“あの事件”は前振り?!って感じてしまう。詐欺師の映画だから、このくらいの軽さのほうが重くならずにいいのかな。
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