アラン・ムーア(原作)×エディ・キャンベル(作画) グラフィックノベル最高傑作『フロム・ヘル』日本語訳書籍版刊行開始

フロム・ヘル 上

フロム・ヘル 下

ジョニー・デップ主演で映画化された『フロム・ヘル』。その原作コミック『フロム・ヘル』がこのたび日本語に翻訳され刊行開始。『ウォッチメン』『Vフォー・ヴェンデッタ』の代表作を持つコミック原作者アラン・ムーア。彼の最高傑作と言われるこのグラフィクノベル(一般的には大人向けの複雑なストーリーを内包したアメリカンコミックのこと)。書店で確認して来たら価格(各2730円)もさることながら、上下単行本でおよそ600頁もある大ボリューム。秋の夜長にもってこいの作品。アメコミは一度市場に流れた後はなかなか再販しないため、ぜひ家宝としてこの機会に上下２冊お買い求めください。ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフルでも宇多丸さんが未解決の連続殺人犯である“切り裂きジャックことジャック・ザ・リッパー”について熱く語っていました。日本人が好む作画ではないと思うが、1コマに描かれた情報密度がすごい。新聞の見出し、壁の落書き、脇役の登場人物まで緻密に計算されているので、再読、再再読してはじめて発見できる楽しみもあり、何度でも読み返せる。

あらすじ

1888年のロンドンが舞台。残虐な娼婦連続殺人事件が発生し、アバーライン警部が捜査に当たる。数年前に妻子を亡くしてから無気力、そして刹那的に生きていた彼は、捜査の途中で出会った赤毛の娼婦メアリーと惹かれあうようになる。被害者たちの知られざる共通項と、この殺人事件の裏にフリーメイソンが関わっているのを嗅ぎ付けたアバーライン警部だが、殺人者の手はメアリーにも伸びていた。(ウィキペディアより)

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