電脳シネマ塾 第19回『フォーン・ブース』

あらすじ
ニューヨークシティ、8番街53丁目にある電話ボックスからすべては始まった。口先だけで世間を渡ってきたやり手の宣伝マン、スチュはコール音が鳴り響く電話ボックスの電話を思わず取ってしまった。その相手は「電話を切ったらお前の命はない」と告げる。彼の胸には赤外線の標的マーク。いったいなぜ自分が標的になっているのか理由もわからないまま、彼は電話ボックスから一歩も出ることができなくなってしまった。そして、街の喧騒を凍りつかせる一発の銃声が響いた。

倒れる通行人、被害者から加害者へ疑われ、絶体絶命のピンチに陥るスチュ・・・。警察、マスコミ、妻、そして愛人まで登場する中、自らの虚飾を剥がされた主人公の選んだ結末とは?そして、犯人は一体誰なのか?

映画評論家おすぎさんが選んだ面白映画ランキング『おすぎが選ぶ名作映画10選』で取り上げられていた映画『フォーン・ブース』。全編81分という短い上映時間の作品ながら、そのほとんどすべてが電話ボックス内の会話劇で見せるという、一風変わったサスペンス映画。ラストには『あっ』と驚く結末も用意されておりとても面白かった。同時刻で起こる様々な現場の状況を視点切り変えしながら、2画面、3画面、4画面といった画面分割の手法を巧みに用いて表現しているのが新鮮。狙撃犯に脅された宣伝屋の男スチュが奥さんと浮気相手を前にプライドをズタズタにされ最後に自分が犯した過ちを吐露する場面がちょっぴりせつない。男としたら大衆の前でストリップショーをさせられるような屈辱。

フォーン・ブース(2003) - goo 映画
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