サロゲート ANA機内上映 最速レビュー ネタバレあり
台湾行きの飛行機 ANAの中で最新ハリウッド映画『サロゲート』が上映されていたので早速ネタバレレビューを書いてみたい。
あらすじ(機内パンフレットより引用)
ロボット人口学が急激な進化を遂げた近未来。人間のあらゆる社会活動を代行する“サロゲート”と呼ばれる身代わりロボットが開発され、人々は快適で安全な自宅から“サロゲート”を遠隔操作するだけでリアルな現実世界に自分の身を置かなくてよくなった。“サロゲート”の注文は完全オーダーメイドのためなりたい自分を自由を手に入れることができ、100%安全なユートピアだたはずが・・・。
藤子不二雄の漫画に『パーマン』という作品がある。鼻を押すことで自分と瓜二つの容姿に変身するコピーロボットが出てくるが、まさにそんなことを映画で描いてしまった作品。設定が近未来のため特に前半は見どころも多く、サロゲートが押し入れに収納されるシーンなど画面の端のほうまでガジェット満載で面白い。一番笑えるのは“サロゲート”が髪がふさふさのブルース・ウィリスで現実のシーンになると今の禿げたウィリスが出てくるところ。しかし後半はFBIの上官が悪だったり、サロゲートの創造主が破壊者に豹変していたり、どこかで観たありがちな映画の設定と先が読めてしまうダラダラした展開が続いていく。自分の“サロゲート”が破壊され、トム・グリアー捜査官(演じるはブルース・ウィリス)が自らの肉体で事件の真相に挑んでいくのは、まんまダイ・ハードだったし。89分という見やすい時間は歓迎するが、陳腐なB級テイストで終わってしまっているのが残念。
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