『プレデターズ』 映画公開初日最速レビュー ネタバレあり 群馬映画研究会
この夏、復活したシリーズPART3に当たる映画『プレデターズ』を観てきました。ユナイテッドシネマ上里 21時の回に行きましたが、劇場は小さいスクリーンながら8割入り。客層は30代、40代が多く、久しぶりに大勢の皆さんとともに鑑賞。最後は拍手まで生まれて、誰が生き残るか?というサバイバルSFアクション映画の醍醐味を味わいました。
物語は後から振り返ると突っ込みどころ満載ですが、プレデターそのものの正体が判明するまでの得体のしれない緊張感はすさまじい。評価できるのは前半。傭兵、軍人、囚人など“殺人”のエキスパートが拉致され、ある惑星に集められお互いをけん制し合い一触即発の中、彼らは生き残るために協力し正体不明の敵と戦っていくところまで。
実はこの惑星は敵の狩場ということが分かり、プレデターズが真の姿を現してからは戦隊ヒーローの悪役が闘っているようでそんなに目新しさは感じられない。ただ前半の物語の完成度が高く、殺人のプロたちの中にひとり混じった医者の“裏の顔”が最後まで明らかにされないので、ドキドキ感とハラハラするお楽しみは持続されており、物語の推進力に一役買っている。
一番の見どころは日本のヤクザが日本刀を片手にプレデターと一騎討ちするところ。武蔵VS小次郎を彷彿させる巌流島の決闘のような場面に失笑。ほか古参の軍人ノーランドは役に立たないし、仲間を裏切るし、最悪。アメリカ軍は根性もねじ曲がってるな。最後の最後まで主人公が名前を名乗らないというのはなかなか粋な演出。物語的には10年たてば記憶のかなたにスッ飛んでいそうな作品だが、デートで涼みに出掛けるのはおススメ。
あらすじ(ウィキペディアより)
傭兵のロイスは突如閃光に包まれ、気がつくとどこかの上空を落下していた。なんとかパラシュートを開き、着陸するがそこは得体の知れないジャングル。その後、すぐに同じように落下してきたエドウィン、クチロ、イサベル、ニコライ、ハンゾー、スタンズ、モンバサと合流し、エドウィン以外の7名は、軍人や殺し屋など「殺人」のプロフェッショナルであるという共通点を持っていることが判明する。8名はジャングルを脱出するため行動を共にし、やがて開けた場所に到着するが、空を見ると大きな星があり、ここが地球で無いことを理解する。さらに謎の狩猟動物の襲撃に遭い、ついには、括りつけられた生きたエイリアンを発見する。イサベルによるとそれは、かつてアメリカの特殊部隊員を襲った生命体の特徴に酷似しているという。その後、10シーズンもの間この惑星で生き抜いてきたというノーランドと合流し、彼の隠れ家で敵の正体や特徴を知り、生き抜く為にプレデターの宇宙船を奪い、利用する事を決意。そんな折、ノーランドの生き抜く為の策略により密室に閉じ込められ、火煙によって危機に瀕するも、閃光弾でプレデターに居場所を知らせる事で辛くも密室からの脱出に成功する。その後も次々と仲間が倒れていく中で、傷付いた仲間を残しロイスは単身、括りつけられたプレデターとの交渉で惑星の脱出を試みる。
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